超精密非球面金型加工機(中古機)の修理販売

不二越社製超精密非球面金型加工機ASPシリーズの中古機を当社にて整備販売させていただきました。

2003年製造で20年以上経過した古い機械ではありますが、ASPシリーズのスライド軸(X軸・Z軸)は油静圧軸受方式を採用しており、金属接触がないため劣化もほぼなく機械精度を長年に渡り維持できます。

今回、当社では型式:ASP01の中古機械を買い取らせていただき社内工場にて整備を実施しました。

【整備前の不二越社製超精密非球面金型加工機】
超精密非球面金型加工機(中古機)

日本で超精密加工機を使用されている会社様は、どこも大変丁寧に扱われているため基本的には大がかりな修理は必要なく、経年劣化した蛇腹カバーや位置検出スケール読み取りヘッドなどの消耗部品の交換がおもな修理内容となります。

仮に、スライド軸に問題があったり主軸スピンドルの回転精度が悪いというような不具合があった場合でも、これまでの修理作業やレトロフィット作業による修理技術の積み重ねによりほぼすべての不具合に対応できるのがUPDの強みでもあります。

今回のおもな整備内容は下記の通りでした。

<整備工事内容>
・加工室内および付属ユニットタンク内清掃
・圧力計の交換
・蛇腹カバーの交換
・顕微鏡システムの購入取付
・ワーク吸着用チャックの新規製作
・位置検出スケール読み取りヘッドの交換
・機械精度確認
・機械加工テスト(切削、研削)

事業計画の変更などによりやむを得ず超精密加工機を手放す必要がある際には是非当社へお声掛けください。

中古であってもナノレベルの加工精度を達成できる超精密加工機のニーズはまだまだ高く、当社でも可能な限り整備して提供させていただきます。

中古機情報についても詳しく知りたいという場合にはお気軽にこちらまでご連絡ください。

※中古機買取・販売サービスの注意事項
・機械種類、型式によっては買取できない場合があります。
・買取り後に弊社内にて整備を実施しますが、機械の損傷状態によっては販売まで数か月かかる場合があります。
・本記事の作業は一例です。機械種類や機械稼働状況により作業内容は異なります。
・機械製造当時の加工精度や機械精度を保証するものではありません。